新卒の就活なんて運だから失敗しても大丈夫


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営業で都内をウロウロしていると、よくリクルートスーツを着た就活生を見かけるようになってきた。


すごく思い詰めた顔をした学生達が多くて、なんだか心配になる。


だけど、大丈夫。
就活なんて失敗してもなんとかなる。
失敗した僕が言うのだから間違いない。

参考までに、就活に失敗した僕が以下に人生を取り戻したかを書いていこう。




当時の状況と今

本題に入る前に、少し僕自信の経験を振り返ろう。

僕が就活をしていた時はリーマンショック直後の所謂就職氷河期、なんとか内定を得るために数十~数百枚のエントリーシートを書いていた世代だ。
正直なところ、第一志望の会社に行けたヤツなんて全然いなかった。
それどころか、ロクな内定を貰えずに就職浪人をしているヤツらがたくさんいた。

僕はなんとか内定を貰えたのだけれど、そこは第一志望とは程遠かった。
たまたまゼミにOBがいて、説明会に来ていて、まぁなんとなく受けていたら受かった。

その会社は京都ではそこそこ有名な中堅企業で、従業員数が7000名いないくらいのBtoBメーカー。
正直僕は全く知らなかった。


でも、就活で心が折れていた僕はもうその会社に行くことにした。
まぁ、早い話が妥協したのだ。
就職浪人なんてできる経済状況じゃなかったし、とにかく早く就活を終わりにしたかったのだ。



妥協の結果

…さて、結論から言うと僕は就活に失敗していた。

いわゆる体育会系の組織で、年功序列は絶対。
給料も、役職もほぼ年齢で決まる。
実力主義?なにそれ美味しいの?って感じだ。

そんなせいもあってか僕のいた事業部は疲弊していて、利益率は雀の涙ほど。
未来は暗かった。

でも、だからと言ってみんなで改革を起こせるような環境ではなかった。
みんな業務時間の半分くらいは上司に媚びへつらうことに使っていたんじゃないだろうか。
上司にゴマをすることが第一な人ばかりだった。

そんな中で僕は年功序列が大嫌いで、僕は多分直属の部長に嫌われていて怒られてばかりだった。

つまらないから仕事が捗らないし、捗らないから怒られるし、まぁドツボに嵌まっていたのだ。


逃げる為にしていたこと

僕は不安になっていた。
「ずっとこうして無能な上司に媚びへつらい生きていくのか?」
「死ぬまでつまらない仕事をし続けるのか?」
「この会社が無くなったときに、僕は他の会社でやっていける能力があるのか?」 


…考えた結果、僕は辞める前提で働くことにした。
そこで僕は、
「面接で喋れるエピソードを作る」
その為に働くことにした。

具体的には、
「新規顧客へのアプローチの数を会社で一番にする」
「若手勉強会の主催する」…など。
とにかく、会社の中で僕だけがしていることを作った。

また、全力でお客さんを追いかけて仕事をもらってきた。
とにかく売れないものを売っていたので、泥臭い営業ノウハウだけは蓄積されている会社だったからだ。
そこだけは、他の会社でも通用するスキルだと考え、それは全力で吸収することにした。


…結果、僕の戦略は正解だった。
今後営業を拡大していこうという今の会社で、そんな泥臭い営業力とそれを説明するエピソードがウケて内定を貰えたのだ。

今は働くことが楽しい

今僕は違う会社にいる。
4.5年程前の会社に勤めたけども、昨年転職をした。

今は4年ほど前に日本のある有名な会社に買収された、アメリカ発のITサービスの会社にいる。
回りの同僚も若く、エネルギッシュで働くのが毎日楽しい。
何より、自社のサービスが日本を変えるサービスだと誇りを持って働けている。
正直、給料も同世代の中ではかなり良い。
上位15%くらいには入ってるんじゃないだろうか。
今は人生が楽しくて仕方がない。


まとめ

・就活は失敗しても大丈夫
    僕みたいな例もあるので大丈夫です。
    1年くらい頑張ってみて、やっぱこの仕事楽しくないわ…と思ったら「辞める為の実績作り」にシフトしましょう。

・自分が「何に憤りをおぼえるか」を考えよう。
僕の場合は「年功序列」。これ、よく考えると小さい時から嫌いだったんですよね。
だけど、学生の時はまわりも同じような価値観の人ばかりだったから世の中のみんなも「年功序列」なんて嫌いだと思ってた。
でも、違う。世の中には自分が信じられない価値観を当たり前に思っている人が確実に存在する。
そんな人ばかりの会社で働くのはマジで不幸…。

うーん、いま思えば僕もそもそもミスマッチがなければもっと人生楽しかったと思う。


ま、その経験があったから今は楽しく働けているっていうのもあるんだけど。
人生なんとかなるもんだね。